カントリー家具の特徴について Regolith kohshin
当工房で製作しますカントリー家具は、天然木を使用した手作り家具です。
使用する材料は、パイン集成材を中心に、パイン無垢材、桐、シナ化粧合板などさまざまで、適材適所・ご予算・仕様などに応じて使い分けをいたします。
パイン材は木の種類の中でも、非常に柔らかく伸縮の大きい材質が特徴で、天然木のため、木目のきれいなものもあれば、節に割れがあったり、反っていたりするものもございます。
塗装は一般の家具のようなウレタン塗装で木の表面を覆ってしまうものではなく、木の呼吸を妨げず、本来の木の持つ風合いや手触りを生かすことのできる、100%自然塗料のオイル/ワックス仕上げをしております。
カントリー家具特有のパインの木の臭いとオイルの臭いがしますが、この臭いは時間と共に薄らいでいきます。
そのため、自然オイル仕上げのカントリー家具は、傷やシミがつきやすく、割れたり、反ったり、すきまが大きくなったり、扉が閉まりにくくなったりすることがあります。
しかしそれは、自然の物を活かしているのだから当前のことなのです。
カントリー家具の愛好家たちはこれらの症状を「味わい」として楽しみます。
色はだんだんと赤みを増しアメ色へと変化していき、傷や割れ、反りなどがますます味わいを増していく。
修理しながら愛情をもって使い込む、愛用し使い込むほどに益々その魅力を増してゆくのは、カントリー家具ゆえの特徴であり、最大の魅力なのです。
オイル仕上げのカントリー家具と一般的に市販されている家具とでは、それぞれの長所を短所とし、短所を長所とするような、ほぼ正反対の特性となります。
これらのことを充分ご理解したうえで、カントリー家具をお買い求めください。
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